前回の記事で、これからの日本の経済は「進むも地獄、戻るも地獄」の状態であることを説明しました。そんな世の中で、これからどのように自分の資産を守っていけば良いでしょうか?今回からは少しずつその話をしていきます。
なにしろ、銀行に預金するだけでは100%損をするインフレの時代、資産を守るためには何らかの投資を行わなければなりません。でも、もちろん投資も100%安全ではありません。投資を始めて成功する人もいれば、逆に大きく資産を溶かして不幸になる人もいるのです。
あなたがこれから投資を始めて、資産を増やせるかどうかは「神のみぞ知る」です。でも、でも、投資に対して間違った心構えで始めると、きっとあなたは投資を続けていていずれは不幸になります。そんなことにならないように、この記事では投資を始める上で極めて重要な心構えについて説明していきます。今回も極めて重要な内容となりますので、ぜひこのまま最後まで記事を読み進めてください…
基本中の基本だけど、ほとんどの人は理解していない疑問:「投資」と「投機」って何が違う?
本題に入る前に、まずは「投資」と「投機」の違いについて考えてみましょう。「投資」と「投機」の定義を日本国語大辞典で調べてみると…
投資:事業に資金を投入すること。出資。また、利回りを考えて、株券、債券などの購入に資金を回すこと。
投機:市価の変動によって生じる差額を利益として得るために行う商取引。相場。
と書いてあります。でも、これだけだと「投資」と「投機」の違いってわからないですよね?だって、この定義だと株を買うことは「投資」にあてはまりますが、株価が値上がりした時に売る行為は「投機」にもなって、「投資」でもあるけれど「投機」でもある…という状態になるわけですから。
実際、「投資」と「投機」の違いって、人に聞いてみても返ってくる答えは一定ではありません。で、だいたい両方がごっちゃになった解釈が返ってきたりします。そもそも、日本では昔から投資をしていたって人はすごく少ないですからね…多くが新NISAで投資を始めたって人たちだし、今まで学校でも投資の授業なんてなかったわけなので、これは仕方ない状況なのかもしれませんが…
「投資」と「投機」の違いは、お金を払うときの心構えで決まる
投資の世界ではよく「投資は良いけれど、投機はダメ」と言われます。それに続く言葉は決まって「投機はギャンブル。運に任せてお金を賭けているだけで運が悪ければ大損する。」となっています。でも、そんなこと言われても「じゃあ何をすれば投機じゃなくて投資になるの?」って思いませんか?だって、投資だって100%の安全はないわけだし、運悪く世界大恐慌みたいになったら資産を大きく減らすわけですから。
結局「投資」と「投機」の違いって、今の日本では誰かに教えてもらうより、自分で判断するしかないのかもしれません。ただ、これで終わってしまうとこの記事が存在する意味がないので、僕なりの「投資」と「投機」の違いをお伝えしておきますね…
投資:「将来がより良い世の中になることを願って」自分のお金や時間を差し出す行為
投機:「将来の資産価値上昇を期待して」自分のお金や時間を差し出す行為
僕はこの考えをある人に教わって、目の前の霧が晴れたような気分になりました。「投資」と「投機」の違いがハッキリしただけではなく、自分がやるべきことが明確になったからです。
あなたがしているのは投資?それとも投機?それにより、資産の価値が目減りしたときの行動が変わってきます
この考え方が身につくと、資産の価値が目減りしたときの行動が変わってきます。資産が減るのが怖くなくなるわけではないのですが、持っている資産の価値が大きく下がったとき、将来に向けて適切な対応を取れる確率がグンと高くなるのです。
例えば、あなたが投機として株を100万円分買ったとします。で、ある時その株が暴落して、資産価値が半分の50万円まで下がったとします。こんな時、あなたはどう考えるでしょうか?
「ヤバい。株価が半分まで下がった…もっと下がるかもしれないし、売っちゃうほうがいいかな?」
「いや、せめて損した分を取り返さないと納得いかない。元の値段に戻るまでこのままにしておこう。」
「いやいや、でももっと価値が下がっていって、株が紙切れになるかもしれないし…」
きっとこんな感じで、あなたの頭の中はあっち行ったりこっち行ったりと迷い続けることでしょう。で、結局大した根拠なくどちらかに決めてしまうわけですが、その後資産価値が元に戻るかどうかは運次第。これってまさにギャンブルですよね。
でも、あなたがこの株を投資目的で保有していたとしたら、このときの対応は投機の時と全然違ってきます。なぜなら、あなたはお金のためではなく、「将来より良い世の中になることを願って」その株を保有しているわけですから。
もしあなたが、その企業をまだ応援できる、あるいは「今後も世の中をより良くする力を持っている」と判断するならば、株価が多少下がったくらいで全部売却するという判断にはならないわけです(もちろん、別の理由で売却せざるを得ないことはあり得ます)。もし応援している企業の株を売れば、さらに株価が下がってその企業に迷惑をかけるわけですから。逆にその企業のことを信じているのであれば、一時的に株価が下がっても今後の回復を信じて株を持ち続けられるはずです。場合によっては、株価が下がったときを「バーゲンセール」と捉えて、その企業の株を買い増しすることもできます。そうすれば、いずれ株価が回復したときに追加で購入した株であなたの資産がさらに増える…という結果にもなり得ます。
もちろん、この時点であなたがその企業を「もう応援できない」と判断すしたのであれば、株を全部売却してOKです。時には、会社の社長が不祥事を働いたせいで株価が大暴落…ということもありますからね。ただ、その企業自体に何の問題もなくて、その他の要因で道連れ的に株価が下がったということであれば、そのまま保有していればいずれ株価が回復してくる可能性大です(もちろん100%大丈夫とは言えませんが)。資産価値が目減りした時に適切な対応が取れるかどうか…この判断の積み重ねによって、最終的にあなたが資産を大きく育てていけるかどうかが決まると言っても過言ではないと僕は思います。


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